若干遅くなりましたがあけましておめでとうございます。
 おかげさまで本会は発足から無事まる二年経とうとしております。ここでは本会のこれまでの研究活動について皆様にご連絡いたいます。

 本会の主たる活動は、インターネット電話サービスを用いた研究会の開催になっております。
 研究会は、隔週を目安に、遠隔地在住の班員が集まり、黄正建『敦煌占卜与文書与唐五代占卜研究』(学苑出版社、2001年)をテキストに敦煌文書の術数文献の検討を行っております。
 敦煌文書中には術数の様々なジャンルの文献が含まれており、「術数」を総合的に検討することができます。本研究会を通して術数各ジャンルの研究者が集まり相互に研鑽することが可能になりました。また研究会では敦煌文書術数文献を専門とする本会の佐々木聡から班員が敦煌文書の扱い方を学ぶこともできるようになりました。

 昨年7月にはこれまでの本会での研究成果を

京都大学人文科学研究所武田時昌共同研究班開催
術数学国際ワークショップ 2013-7「術数学と宗教文化」

の場にて班員それぞれのテーマに沿って発表することができました。発表の場をご提供くださった武田時昌先生に感謝いたします。

 本年からは、これまでの研究会を続けるとともに、研究成果を公開できるよう努める所存です。今後も皆様のご協力の程宜しくお願いします。