若干遅くなりましたがあけましておめでとうございます。
 おかげさまで本会は発足から無事まる二年経とうとしております。ここでは本会のこれまでの研究活動について皆様にご連絡いたいます。

 本会の主たる活動は、インターネット電話サービスを用いた研究会の開催になっております。
 研究会は、隔週を目安に、遠隔地在住の班員が集まり、黄正建『敦煌占卜与文書与唐五代占卜研究』(学苑出版社、2001年)をテキストに敦煌文書の術数文献の検討を行っております。
 敦煌文書中には術数の様々なジャンルの文献が含まれており、「術数」を総合的に検討することができます。本研究会を通して術数各ジャンルの研究者が集まり相互に研鑽することが可能になりました。また研究会では敦煌文書術数文献を専門とする本会の佐々木聡から班員が敦煌文書の扱い方を学ぶこともできるようになりました。

 昨年7月にはこれまでの本会での研究成果を

京都大学人文科学研究所武田時昌共同研究班開催
術数学国際ワークショップ 2013-7「術数学と宗教文化」

の場にて班員それぞれのテーマに沿って発表することができました。発表の場をご提供くださった武田時昌先生に感謝いたします。

 本年からは、これまでの研究会を続けるとともに、研究成果を公開できるよう努める所存です。今後も皆様のご協力の程宜しくお願いします。

京都大学人文科学研究所
共同研究「術数学―中国の科学と占術」の
研究会の情報を転載いたします。

日時:10月5日(土)午後2時-6時
場所:京都大学人文研本館セミナー室1

講演:大平桂一「夢林玄解の全体像」

会読:『五行大義』訳稿の検討
      (担当 木村亮太)

http://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp/~takeda/

京都大学人文科学研究所武田時昌共同研究班開催の

術数学国際ワークショップ 2013-7「術数学と宗教文化」

の情報を転載いたします。
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術数学国際ワークショップ 2013-7「術数学と宗教文化」

日程:7月20日(土)〜21日(日)
場所:人文科学研究所分館大会議室
※アクセス:http://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp/access/access.htm

◆プログラム

20 日(土) 10:00-18:00
<午後の部> 14:00-18:00
◆術数学ワークショップ
前原あやの(関西大学博士課程後期課程)
 「中国における星座分類の変遷」
田中良明(大東文化大学講師)
 「敦煌文書と『乙巳占』 」
大野裕司(日本学術振興会海外特別研究員)
 「術数の歴史的変遷に関する考察―新出土資料・敦煌遺書・伝世文献を用いて―」
武田時昌(京都大学人文科学研究所)
 「京氏易の数理とその展開」

21 日(日) 10:00-17:30、場 所:人文科学研究所分館大会議室
<午前の部> 10:00-12:00
◆術数学ワークショップ
佐々木聡(東北大学 専門研究員)
 「祥瑞災異思想の中世以降の展開について」
清水洋子(福山大学講師)
 「清末民初の「心理学」における夢と占夢初探 」

<午後の部> 14:00-18:00
◆術数学国際シンポジウム 2013
 テーマ「科学史、思想史から見た東アジアの宗教文化」
○基調報告:武田時昌(京都大学教授)
○招待講演:
土屋昌明(専修大学教授)
 「洞天福地の現状と思想史的考察」
三浦國雄(四川大学・文化科技協同創新研発中心教授)
 「宗教と科学―姜生・湯偉侠主編『中国道教科学技術史』に寄せて―」
姜生(四川大学・文化科技協同創新研発中心院長)
 「科学と道教文化」(仮)

http://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp/~takeda/

※当日は、班員外の方でもご参加いただけます。
多数のみなさまのご来場をお待ちしております。

※スケジュール変更の可能性があるそうです。問い合わせなどは
公式ホームページ掲載の連絡先までお願いいたします。